徳林寺正面玄関
ア イ オ イ 国 際 禅 院

AIOI INTERNATIONAL ZEN CENTER
相生山・徳林寺 AIOIYMA TOKURIN-JI
   国際禅院これまでの講座

平成13年6月16日:ベトナム仏教入門

   アイオイ国際禅院の案内
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
概 要
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
 
設立     1991年

代表者   高岡秀暢

所在地   〒468 名古屋市天白区野並相生28-340 相生山徳林寺内
        TEL  052-896-1606 , Fax 896-1607

E-mail  gc2h-tkokatasahi-net.or.jp

  
序
      宗教は今また新たに問われています。勿論どんな時代にあっても宗教は問われつ 
    づけて来ましたが、今日あらゆる問題がグローバル化,情報化される時代にあって、 
    宗教はいかにあるべきかと新たな問いが投げかけられています。この禅院は禅宗の
    当寺院がその伝統を背負いながらその問いに答えていこうと設立するものです。

     しかし当禅院はに組織的、形態的に整えられたものではありません。むしら下記 
    のようなコンセプトを場として皆様の参加を頂ながら発展させていく所存です。特
    に宗教を背負い、宗教の現実に対して反省を持ち、また未来への宗教のあり方と役
    割を考えている、やや 専門的な皆様の参加をとくに待っています。

     また開かれた場としてあらゆる方々との交流、相互啓発を旨としています。特に
    禅宗に道を求める方ばかりか、禅宗以外の仏教、仏教以外の宗教において活動され
    ている方々との交流と協力こそをこの禅院の目的としています。従ってこの禅院は
    契機であって、これから築き上げていく目標は、皆様との交流,相互啓発、そして
    宗教的一致という方向にあります。

     人類は必ず平和を確立しなければなりません。そのためには宗教がその基盤にな
    ると信じます。またあらゆる正しく道を求める宗教はその根本において一つである
    と信ずる時、ともに自身を開き、他に学ぼうとかんがえるものです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
  当 禅 院 の 修 行 趣 旨 と 特 色        
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 

  人 類 的 祈 り の 禅 的 体 得

   本禅院は釈尊の教えの根本にあるいかなる人もいかなる生命も『自由であり平
  等であり平安であれ』という祈りを深く体得するために、禅という伝統にしたが
  って修行する道場です。《この祈りは人類の過去から未来へいづれの時において
  も、今日のあらゆる土地のあらゆる人にとっても共通であり普遍的であると信ず
  る》修行を行う道場です。

  人 類 的 知 慧 の 研 究

   釈尊の知恵と慈悲に基づく《自由と平等と平安》という祈りが、今日の人類の
  共通の願いである自由、平等、平和に一致するのか研究し、ふたつの祈りと願い
  を対話させその一致を求めます。そしてその実現のために《禅的生活》は世界に
     貢献できるか研究し、実現の道を求め実践する道場です。

  人 類 的 連 帯 の 禅 的 実 践

   あらゆる宗教は究極的に一致するという人類の願いがあります。また宗教的な
  一致にこそ人類の平和があります。それを信じ、その願いが実現するように《釈
  尊の和合の教え》を研鑽して、あらゆる地域の人々との連帯の道を研究し実践す
  る道場です。

  当 禅 院 の 修 行 曼 陀 羅         

 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
 |     慈               悲                喜                捨          |
 | +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+  |
 | |釈 尊 の | |伝 統 的 | |相 互 研 | |簡 素 生 |  |
  |仏|知 恵 と | |曹 洞 禅 | |修     | |活     |菩|
 | |慈 悲   | |の 生 活 | |      | |      |  |
 | +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+  |
 |                                                                          |
 | +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+  |
 | |人 類 的 | |宗 教 的 | |宗 教 的 | |世 界 へ |  |
  |法|宗 教 的 | |霊 性 交 | |言 語 相 | |の 宗 教 |薩|
 | |い の り | |流     | |互 理 解 | |的 貢 献 |  |
 | +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+  |
  |                                                                          |
 | +−−−−−−+  +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+  |
 | |自 由 平 | |自 由 な | |ネ ッ ト | |ボ ラ ン |  |
  |僧|等 平 和 | |カ リ キ | |ワ ー ク | |テ ィ ヤ |道|
 | |の 真 意 | |ュ ラ ム | |の 活 用 | |活 動   |  |
 | +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+ +−−−−−−+  |
 |    世               界             平                和          |
 +−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
  当 禅 院 に お け る 修 行 方 法 と 課 題        
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 

方 法

   当禅院では修行は坐禅、相互講義、ゼミ的研究、相互研修、実践研修をもって 
    行います。しかし下記の課題をどの方法において研修するかは特定できないので
    ここでは銘記しません。

    当院では禅宗の習慣の習得のためには当寺の研修法に従って研修計画を立てま
  す。しかしその本人の禅修行や研究、その他宗教的経験の習得の度合に従ってそ
  の研修計画を本人と当院の指導者並びに住職との相談によって自由な修行内容や
  日程を立てることになります。

   本禅院において使用可能な言葉は現在日本語、英語、ネパール語、ネワー語、
  ヒンディー語等です。語学は互いにもてる語学能力で相互学習します。

   現在(平成12年)協力してくださるベトナム、タイ、モンゴル、バングラデー 
    シュなどから来名中の僧,学者との交流も出来ます。

修 行  課 題

  禅 的 一 般 修 行 生 活 研 修 

   <禅的簡素生活の研修> <禅的食生活の研修> <禅的農生活の研修>
   <禅的手作業生活の研修>

  禅及び仏教各宗派並びにあらゆる宗教の基本宗教言語の研究

   <日本仏教と禅宗の基本的言語の研究> <曹洞宗儀式規範の研究と実習>
   <ネパール仏教の儀礼の言語的研究> <仏教以外の宗教の言語的研究>

   宗 教 交 流 に よ る 霊 的 相 互 理 解 の 研 修

   <曹洞宗宗門の専門修行道場での禅修行> <日本仏教の宗派の研修派遣>
   <ネパール・インド・チベット宗教観察研修> <タイ等南アジア仏教観察>
   <アジアの諸宗教等の観察研修> <キリスト教の修道院等体験研修>

  平 和 へ の 宗 教 的 貢 献 の 研 究

   <平和への宗教的貢献の現代的方法の研究と実践>
   <宗教的ボランティヤの歴史や実際の研究>
   <仏教資料文庫のボランティヤへの参加>

  教 養 と 娯 楽

   <日本語実習> <英語等諸外国語の相互学習>
   <茶道 囲碁 ヨガ 工作 料理等>


● 禅 的 一 般 修 行 生 活 研 修

     当禅院に於いては曹洞宗の僧堂の生活を基本として、当寺の状況に応じた日常 
    の日課を運営する。同時に外国人の短期長期の禅研鑽者、在家修行者、異宗教者
    の体験的修行者等の研修の便宜を計る。特に当禅院では下記のような研修を特徴
    とする。禅院生活は菜食、禁酒という規則を持ち、本人の計画に基づいて、他修
    行者にとって迷惑のない限りにおいて住職及び指導者の相談並びに許可に従って
    自由な禅修行交流学習などプログラムが組まれる。しかし下記のごとく一般研修
    も合わせて研修できる。

  <禅的簡素生活の研修>

   禅の基本は少ない動作、少ない消費の中で自由な生命躍動である。現代の生活
  はまるで逆の形態を指向している。今日その無意味さを理解し簡素生活の楽しさ
  を学習して生活を改革をなければなるまい。かつその事実を広く世間に知らせる
  ことも急を要している。当禅院では現今の生活は当人を害するばかりか、この地
  球の環境を蝕んでいる現実を学習する。そして生活の簡素化の研究を行い、その
  実験と実践を行う。

  <禅的食生活の研修>

   道元禅師の悟りには典座(食係僧)の作業の大切さと言う一点がある。これは
  単に道元禅師の教えの特殊性と見るのではなく、一般生活に視点を移しても食生
  活のあり方の重要さは充分理解されねばなるまい。人間の根源的情動は食にもと
  ずき、生活の整いは食のあり方に基づく、人と人にあっては共食によって和が作
  られる、さらには人類的共食こそ世界の平和の実現である。因みにどんな宗教に
  も食の習慣という大きな伝統があることが知られている。当禅院では食生活の基
  本並びに共食の習慣を学び、宗教的食伝統の研究をし、かつ正しい食の基本を学
  ぶ。

  <禅的農生活の研修>

   禅生活は簡素生活を基本とする教えにもとづき、身近になし得ることは自身で
  なすことが求められてきた。古くより禅院には農地があり農作業が行われてきた
    ことが知られている。現今にあっては農業が産業経済社会の枠におしこめられ、
  生活と農の関係は危機的状況である。こういう時代背景も考え、農と生活という
  視点を探って禅院内の生活として農作業の研修をする。さらに一般人の基本的禅
  生活に農の重要さを伝えるため様々な活動も行う。

  <禅的手作業生活の研修>

   さらにはその簡素生活は手の働きをじゅうぶん生かしていることによってなし
  うる。当禅院内にハスタクティ(手の庵)という会があり、手の働きを伝える運
  動をしている。(別途の会の概略案内書)当禅院ではその会と連携をして手の働
  きについて研究し、手作業を自ら研修する。またそれを人々に伝える方法の研究
  と活動を行う。


● 禅及び仏教各宗派並びにあらゆる宗教の基本言語の研究

    禅の伝統のひとつにおいては公案による言語的な悟りの触発が重要視されてき 
    た。またどんな宗派にも宗教にも独特の言語があり、その独特の言葉によりより
    早く深い悟りに導いてきた。言語的悟りは言語そのものの意味理解からよりふか
    い悟りそのものに昇華されていかなければならないが、悟りは普遍的であり究極
    的には一致するとかんがえる時他言語の理解は重要な修行方法となる。さらに一
    般生活に視点をおくと今日は情報化の時代であってさまざまな宗教の言葉が一般
    の情報の中に紛れ込んでいる。世界的な視点からすれば安易な異宗教の言語的理
    解は誤解を生みやすく、むしろ不幸な現実を多くに見せられてきた。当禅院では
    宗教交流から学ぶ方法を一つの修行とする中で、他宗教の宗教的基本言語を研究
    し、それを宗教的霊性交流のための基礎学習とし、ついにはより深い悟りを研鑽
    する。と同時に宗教的相互誤解を解明して世界的な宗教的一致を研究する。なお
    ここに宗教的言語とは宗教祭儀礼、象徴等をも含んで考える。

● 宗 教 交 流 に よ る 霊 的 相 互 理 解 の 研 修

   宗教が伝える究極的な目的はひとつであるという理解のもとに他宗派他宗教と
  の交流によってより深い霊的知的悟りを得ることが出来ると考える。また世界平
  和という観点から異宗教間の相互不理解が人類的な不幸をもたらしていることを
  鑑み、他宗教から学ぶことにより相互の尊敬を育てる必要がある。この二点にお
    いてどんな宗教にとっても宗教交流は不可欠の修行課題となることであろう。当
    禅院では禅的生活を基礎としながら、禅の指導者、専門家のためには他宗教研修
    ができるように示し、他の宗教者のためには禅研修を体験できるようにしめし、
    また自身の宗教を伝える場を提供する、一般の修行者のためには修行階程に従っ
    た多宗教の理解実践といった修行課題があたえられる。

● 世界平和(衆生救済)への宗教的貢献(菩薩道)の現代的方法の研究と実践

   あらゆる宗教団体にはその信仰する者にばかりでなく、この人類社会に平安を
  もたらすという目的で集団化された側面がある。すなわち多くの宗教は自己本来
  の救いと他者救済の実践が一如であることを教えている。ところでその実践とな
  ると時代に応じた方法が必要とされる。とくに今日は生活が世界化され、情報化
  されているので、この時代に即応した形で宗教は世界へ貢献していかねばなるま
  い。当禅院ではネパールでのボランティヤ活動を実践学習の場としながら、世界
  平和への貢献の方法を研究する。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
相 生 国 際 禅 院 へ の 参 加
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 

   1、インターネットを通して様々な宗教言語の相互学習、霊性交流を行います。
    平和、文化伝統保存への貢献において協力する課題を見つけて、協同事業
        を発案したいと思います。

  2、開かれた相生国際禅院は短期、長期の滞在、修行交流のためどなたでも参
        加いただけます。その細目は当院へお問い合わせください。
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
 当 寺 設 備 及 び 交 流 機 関 と 個 人
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
 
<当 禅 院 修 行 設 備>

  1、禅宗寺院修行設備 講堂、佛殿、坐禅堂、僧堂、典座寮(食堂)、浴室
     宿坊等一般曹洞禅院の設備

  2、図書館及び研究室 仏教書 仏教文化美術等書籍 ネパール関連仏教資料
     文庫、ハスタクティ(手の庵)


<ネ ッ ト ワ ー ク 交 流 機 関> 

  1、曹洞宗の寺院 思親会 その他各宗派寺院及び僧侶

  2、アッチェーシュワル寺 アーシャーサフークティ古文書館 ネパール仏教
    サンスクリット学校、ロータスリサーチセンター、その他ネパールの仏教
        関係諸団体

   下記のような団体との交流を模索中

  3、タイ等声聞乗仏教寺院、キリスト教教会・修道院

  4、文化,文化保存団体、環境関係の団体、福祉関係の団体など


<当院への協力、交流を下さる日本国内に在住の外国僧、学者>

  1、ベトナム大乗仏教僧 
    釈源心師 通名 ホアン・トロン・ソー  愛知学院大学大学院 
       日本学術振興会外国人特別研究員
 
  2、モンゴル仏教僧 
        嘉木揚 凱朝師(じゃむやん かいちょう)愛知学院大学大学院文学研究科研究員

  3、タイ仏教 
        アラムラット・スタッス  愛知学院大学大学院文学部宗教学仏教学専攻
        
  4、バングデーシュ,テーラバーダ仏教 
        ディリップ・クマール・バルア ダッカ大学助教授、愛知学院大学大学院 
        日本学術振興会外国人特別研究員

    当院では上記方々との交流など便宜を図ります。また順次各国の仏教事情など講座を 
    開きます。
    
禅院の歴史
   
BS2536(1991) 韓国僧 釈知黙師 招聘 
BS2538(1993) 韓国僧 釈知観師 入山
BS2539(1994) モンゴル僧 嘉木揚 凱朝師 入山
       ディリップ・クマール・バルア氏 入山
       釈源心師 (ホアン・トロン・ソー)入山